資格勉強は独学とオンライン講座どっち?働きながら学ぶ方法を比較

仕事・キャリア

メーカー勤務の会社員に役立つ資格は?職種・業務経験別に考えるなどで、学びたい資格やテーマの方向性がある程度見えてきた方もいると思います。次に気になるのは、「では、どうやって勉強するか」ではないでしょうか。

結論からいえば、独学とオンライン講座のどちらが正解ということはなく、学びたい資格の内容や、自分の学習スタイル、今の生活状況によって、合う方法は変わってきます。学びたい資格が決まっているなら、まず試験の学習範囲、試験形式、教材の入手しやすさ、勉強にかかりそうな時間の見通しなどを確認したうえで、独学にするか講座を使うかを考えるとよいでしょう。この記事では、それぞれのメリット・注意点を整理していきます。

実務経験がある分野の資格を取る意味はある?会社員のキャリアで考えるメリットや転職を考えた会社員パパが資格を取るなら?これまでの業務経験から考える資格の選び方でも触れてきたように、資格取得は手段の一つであり、それ自体がゴールではありません。学び方を選ぶ際も、「どちらが効率的か」よりも、「自分の生活や学習スタイルに合っているか」を基準に考えてみるとよいでしょう。

独学で資格勉強するメリット

費用を抑えやすい

独学の場合、主にテキストや問題集、受験料などで進められることがあります。ただし、必要な教材は資格によって異なり、すべての資格で費用が安く済むとは限りません。

自分のペースで進められる

理解している部分は早めに進め、苦手な分野に時間をかけるといった調整がしやすい点も特徴です。

教材を自由に選べる

自分に合いそうなテキスト、問題集、動画教材などを、自分で組み合わせて使うことができます。

必要なところだけ学びやすい

すでに実務経験がある分野であれば、理解している内容と、あらためて確認したい内容を分けながら進めやすい場合があります。ただし、この場合も試験範囲全体は一度確認しておく必要があります。

独学のデメリット・注意点

教材選びを自分で行う必要がある

教材の種類が多い資格では、どれを選べばよいか迷うことがあります。

学習計画を自分で作る必要がある

試験日から逆算して、どのくらいのペースで進めるかを自分で組み立てる必要があります。

分からない部分を自分で調べる必要がある

質問できる相手が身近にいない場合、理解に時間がかかることがあります。

試験制度の変更を自分で確認する必要がある

法改正や試験範囲、出題形式などが変わる資格もあります。古い教材をそのまま使ってしまわないよう、最新の情報を確認する必要があります。「独学は挫折しやすい」というものではありませんが、こうした自己管理の部分は独学ならではの注意点です。特に、初めて挑戦する分野の資格を独学で進める場合は、情報収集そのものに時間がかかることも想定しておくとよいでしょう。

オンライン講座で資格勉強するメリット

学習内容が整理されている

資格試験の範囲に沿って、教材やカリキュラムがあらかじめ用意されている場合があります。

教材を一から選ぶ手間を減らせる

テキスト、動画、問題演習などが一つにまとまっているサービスもあります。ただし、内容はサービスによって異なります。

動画やスマホで学べる講座もある

通勤時間や昼休みなど、短い時間を使って学習できる場合があります。ただし、スマホでの学習がすべての人に向いているとは限りません。

質問・進捗管理などの機能があるサービスもある

質問できる制度や、学習記録、復習機能などが用意されているサービスもあります。これもサービスによって内容が異なります。

オンライン講座のデメリット・注意点

費用がかかる

独学より費用が高くなる場合があります。資格やサービスによって料金には幅があり、この記事では具体的な価格比較は行いません。

講座の内容が自分に合うとは限らない

動画中心、テキスト中心、問題演習中心など、サービスによって学習スタイルが異なります。

使わなければ費用が無駄になる

申し込んだだけで勉強が自動的に進むわけではありません。学習時間の確保は、講座を使う場合でも自分で行う必要があります。

講座によって対応資格やサポートが違う

自分が学びたい資格に対応しているか、教材の内容、質問できる範囲、利用期間などは、サービスによって異なります。この点は、講座選びを考える際にあらためて詳しく見ていきます。

独学とオンライン講座を比較

比較項目独学オンライン講座
費用抑えやすい講座料金がかかる
教材選び自分で選ぶ用意されていることが多い
学習計画自分で作るカリキュラムがある場合がある
学習ペース自由講座の構成に沿って進めやすい
質問自分で調べることが中心質問機能がある講座もある
スマホ学習教材次第対応している講座もある
自由度高いサービスによる

この表は、オンライン講座のほうが優れているという意味ではありません。それぞれの特徴を比較する材料として見てください。

独学が向いている人

費用をできるだけ抑えたい、自分で学習計画を立てられる、教材を選ぶことが苦にならない、すでにその分野の基礎知識がある、分からないことを自分で調べられる、試験範囲が比較的整理されている資格を学ぶ、という方は、独学が合っている可能性があります。ただし、これらに当てはまるからといって、必ず独学にすべきというわけではありません。

オンライン講座が向いている人

教材選びに時間をかけたくない、何から勉強すればよいか迷いやすい、動画で学ぶほうが理解しやすい、スマホなどで短時間の学習をしたい、カリキュラムに沿って進めたい、質問できる制度を使いたい、という方は、オンライン講座が合っている可能性があります。ただし、「忙しい会社員だから講座が向いている」と単純に言えるものではありません。

子育て中の会社員は「勉強時間」だけでなく準備時間も考える

資格勉強では、実際に机に向かって勉強する時間だけでなく、教材を探す時間、学習計画を立てる時間、分からない部分を調べる時間、試験情報を確認する時間なども必要になります。

独学では、こうした準備にも自分で時間を使う場合があります。オンライン講座は費用がかかる一方、教材選びなどの一部を省ける場合があります。そのため、「費用だけ」「勉強時間だけ」で考えるのではなく、「費用+準備時間+実際の学習時間」を合わせて考えてみることをおすすめします。ただし、オンライン講座を使えば必ず時間を節約できるというわけではありません。講座を選ぶこと自体にも、比較検討の時間がかかる場合があります。

なお、勉強時間を確保するために、妻が育児を多く負担する、妻が仕事を調整する、妻の休日を夫の勉強時間に充てる、といったことを当然の前提にしないようにしたいところです。まず家庭の予定や夫婦それぞれの仕事を確認したうえで、無理のない学習方法を考えることが大切です。

最初から講座を申し込まなくてもいい

オンライン講座に興味があっても、最初から申し込む必要はありません。まず公式サイトなどで試験範囲を確認し、書店や電子書籍で教材を見てみて、独学で進められそうかを考え、難しそうであれば講座を比較してみる、という順番でも構いません。

サービスによっては無料体験やサンプル教材が用意されている場合もあるため、そうしたものがあれば、申し込む前に内容を確認してみる方法もあります。

オンライン講座を選ぶなら何を確認する?

実際にオンライン講座を検討する場合は、自分の学びたい資格に対応しているか、料金、教材の形式、動画の長さ、スマホ対応の有無、質問できる制度、利用できる期間、問題演習の充実度、資格試験の最新制度への対応状況などを確認しておく必要があります。オンライン講座にもさまざまな違いがあるため、実際に利用する場合は、サービス選びそのものが重要なポイントになります。この点については、次の機会にもう少し詳しく整理したいと思います。

まとめ|独学か講座かではなく、自分に合う学び方を選ぶ

独学とオンライン講座には、それぞれメリットと注意点があります。資格の内容や本人の状況によって、合う学び方は違ってきます。独学は費用を抑えやすく自由度が高い一方、教材選びや学習計画を自分で行う必要があります。オンライン講座は教材やカリキュラムが用意されている場合がある一方、費用がかかり、内容が自分に合うとは限りません。

子育て中は、実際の勉強時間だけでなく、準備にかかる時間も含めて考えることをおすすめします。講座を利用する場合も、申し込む前に内容をよく確認しておきたいところです。そして何より、資格取得そのものを目的にせず、今後のキャリアでどう使うかを忘れないようにしてください。子育て中の会社員パパは何を学ぶ?キャリアにつながる資格・スキルの選び方でも触れたように、学びの目的を確認しておくことも、限られた時間の使い方を考えるうえで大切な視点です。

オンライン講座を使うことを考えている方は、次に「どの講座を選ぶか」という点が気になってくると思います。

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